ブラシモーターとブラシレスモーターの違いをご存知ですか?単に内部にブラシがあるかどうかの違いだけではありません。ブラシレスモーターは高価だからと敬遠してしまうのはもったいないのです。またブラシモーターも捨てたものではありませんので、しっかりチェックしておきましょう。
ラジコンなどに使われるモーターと言えば、以前はブラシモーター(ブラシ付きモーター)が主流でした。
新たに開発されたブラシレスモーターは内部にブラシを持たないことで、電流の交換をブラシとコミュテーターの部品接触ではなく、ESC側で行うものです。
この特徴は機械的な損失が少ないことを意味し、エネルギー効率の面でメリットがあります。
とにかく小型で軽量、高出力というのが最大のメリットです。
残念ながら新しい技術であるため生産ラインなどがまだブラシモーターほど整っておらず、一番のデメリットは値段が少々高いことになります。
エントリーユーザー向けのモデルにはこれまでブラシレスモーターが使われることはほぼなかったものの、ニーズが高まったこともあり生産台数も徐々に増えてきており、以前に比べてかなり価格を抑えたブラシレスモーターが販売されるようになってきました。
将来的にもブラシレスモーターの利用率が上がると予想されています。
ブラシレスモーターは構造上部品数が少なく、メンテナンス頻度も低くすみます。また、ブラシモーターに比べても寿命が圧倒的に長いのです。
それでもブラシモーターの最大の特徴である瞬発力にはかないません。
バッテリーなど直流電源と接続すればすぐ回転するブラシモーターは専用のESCも不要で使い勝手もよく、コスト面重視のエントリーユーザー向けキットでは標準装備として採用されるケースが多いのです。
またブラシモーターはパワーの上下が比較的穏やかであることから、エントリーユーザーには扱いやすいとされています。